2024年10月号
2025/05/19
10月号.「災害時のお口のケア」についてお伝えします。
最近、全国で大きな災害(ゲリラ豪雨、地震、台風・・・)が起きていますね。
そこで、今月は『災害時のお口のケア』についてお伝えします。
災害時には、不規則な食生活やストレスなどで免疫力が低下します。
それにより、お口の中の細菌は増え、虫歯や歯周病が悪化し、口臭もひどくなります。
そんな時だからこそ、お口の中を清潔にしておくことは大切です。
今回は「お水が不足している時でもできる口腔ケア・入れ歯のお手入れ」について、以下3つのケア方法をご紹介します。
①水が少ない時の歯磨きの方法

少量(30mLくらい)の水をコップに入れます。その中で歯ブラシを濡らしてから歯を磨きます。
使用済の汚れた歯ブラシは、ティッシュペーパーで汚れをふき取りましょう。
再び水に濡らして歯磨きをします。
最後に残ったコップの水を少量ずつ口に含み、数回に分けてしっかりぶくぶくうがいをしましょう。
歯ブラシがない時は、ハンカチやガーゼなどを指に巻き付けて、歯を拭いて汚れを取りましょう。
②唾液を出す方法

唾液はお口の中の汚れを洗い出す働きがあります。
あごの付け根(耳の真下の部分)をマッサージして、唾液を出しましょう。
ガムを噛むのも効果があります。
③入れ歯のお手入れの方法

入れ歯を1日中入れたままにしておくのではなく、1日に1回は外して洗いましょう。
その時は、ノンアルコールのウェットティッシュやガーゼなどで拭きましょう。
以上のようにして、災害時でも口腔内を清潔に保ち、身体も健康に過ごせるようにしましょう。