2025年7月号
2025/06/30
7月号. 所沢市で「最新デジタルアートの浮世絵」を見てきました。
先月、埼玉県所沢市にある「角川武蔵野ミュージアム」へ出かけて来ました。お目当ては、今回が2度目となるイマーシブ(没入型)展覧会です。ここへ訪れるのは、前回はダリのイマーシブ展示会で、今回は【浮世絵】を題材としたデジタルアート展でした。今、NHK大河ドラマ『べらぼう』で注目を集めている浮世絵をデジタルの世界で体感できると、楽しみにしながら当日を迎えました。
入場ゲートでチケットを購入して、階段を下り展示会場へ。会場内に入るとすぐ目の前に、企画展の題目『浮世絵RE:BORN』の巨大なポスターがありました。

浮世絵の歴史の展示を見て奥に進むと、そこには、メイン会場である広がった空間がありました。ここでは、360度の壁面と床面に広がる映像が目の前に広がり、浮世絵を通して、江戸時代にタイムスリップしたような没入感を体験することができました。その中でも特に印象に残った浮世絵は、葛飾北斎の『冨嶽三十六景』の1つです。静止画とは違い動きがあり、奥に佇む富士山と、大波とその波の中で揺れる船がまるで本物みたいに迫力があり感動しました。

こうして、所沢で江戸時代の浮世絵が歴史を超えて、現代の最新デジタルアートとなってよみがえり、驚きと感銘を受けた時を過ごす事ができました。