2024年12月号
2025/05/19
12月号. 東京大手町で音楽舞台「源氏がたり」を見て来ました。
先々月、東京大手町にある「よみうり大手町ホール」で開催されたバイオリニスト【川井郁子さん】のコンサートを聴きに出かけて来ました。
川井さんのバイオリンを聴くのは今回が2回目です。川井さんは、バイオリニストだけでなく、舞台上での音楽パフォーマンスも行っています。
今回は、和洋混合オーケストラ『響(ひびき)』の和楽器と、西洋楽器を組み合わせた舞台「源氏がたり」(原作:林真理子さん)でした。

どんな音楽を聴けるのかと・・・楽しみに当日を迎えました。会場に入ると、すでに満員の観客で埋め尽くされていました。
幕が開くと、『アンサンブル響』による演奏が始まり、琴・鼓・尺八・琵琶・太鼓などさまざまな和楽器の音色が会場いっぱいに響き渡ります。
そこへバイオリンの演奏をしながら川井さんが登場します。
時には川井さんによる演出のセリフもあり、バイオリンと和楽器の演奏が溶け合う幻想的な世界に誘います。初めて見る音楽舞台演出と、和楽器と西洋楽器の相異なる音楽の融合に、新たな未来への音楽の光明を感じとることができました。
また、東洋人初の「カウンターテナー」(女性の声に相当する高い音域の歌手)である『藤木大地さん』の高音域の素敵な歌声と共に、アンサンブル響の和楽器と、川井郁子さんのバイオリンの奏でる音色に、いままで聴いたことのない音楽の世界に感動しました。

初めて藤木さんの歌声を聴いた時は、男性でもこんなに高い音色が出ることに驚きました。
こうして、東京大手町で、和楽器と西洋楽器とカウンターテナーの音楽の融合に、心躍る時を過ごすことができました。